2015/01/06 増沢末夫 70年代歌謡曲 楽曲紹介

「さらばハイセイコー」増沢末夫



競馬についてはよく知らないワタシでも「ハイセイコー」という馬のことはよく耳にしています。飲み屋の席で地方競馬出身の名も無い馬が中央でエリート馬相手に勝つなんて痛快じゃないか!などという事を聞いたのは2度3度では無いわけです。

とはいえお父さんの「チャイナロック」はちょっと検索するとでるはでるはの超エリート種馬(この馬は牝馬を発情させることも極めて上手で1300頭以上と交配という記録がある)お母さんも実績のある「ハイユウ」で、当然このハイセイコーという馬、大井競馬場出身とはいえ単に馬主が地方競馬の資格しか無かったこと、中央競馬への移籍が条件だったことなどから、実はエリートとも言えたりします。

当時は中卒の田中角栄氏が総理に就任したころ。「出自」にとらわれず、実績を上げることが評価されるんだというそういう期待がハイセイコーと重なり合ったのかもしれません。実際のところはハイセイコーがエリートだったにせよ地方競馬から中央に乗り込んだ事実は変わらないわけですから。

さて、増沢末夫さんはそのハイセイコーに騎乗していた騎手で、歌のうまさには定評があったようですね。ハイセイコー引退に際して、レコードを残すことになりました。
ちなみに増沢さん、このあと「ハイセイコーよ元気かい」という歌も出しておりまして、さらにハイセイコーの仔「カツラノハイセイコ」の歌「いななけカツラノハイセイコ」と3枚のレコードを出しております。


「さらばハイセイコー」増沢末夫
発売日:1975年1月1日
オリコン最高位:4位
売上枚数:27.7万枚
レーベル:ポリドール
レコード番号:DR-1908

1:さらばハイセイコー
作詞:小坂巌・山田孝雄
作曲:猪俣公章
編曲:竹田由彦
歌唱:増沢末夫

2:弥生賞(実況録音)
増沢末夫談

3:皐月賞(実況録音)
鈴木勝太郎調教師談

4:菊花賞(実況録音)
大場博馬手談・玉島忠雄馬主談・増沢末夫談


さらばハイセイコー
増沢末夫
2005/06/01

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