2015/02/02 新沼謙治 70年代歌謡曲 楽曲紹介

「ヘッドライト」新沼謙治



例によって北へ向かっています。哀愁を感じる向きは結局北であります。南に向かって切ない気持ちを出す曲ってそうは知りません。

二人の乗る車は北へ向かい、東京は彼らにとって辛い街だったのでしょう。そして、二人の向かう先が幸せかどうかはどうも望みが薄いのが歌詞から見て取れます。

1970年代の交通網は、まだ東北に新幹線はできていませんが、西の方は既に博多まで開通済み、高速道路もまだまだ。在来線鉄道とはいえ特急電車は軒並み120km/hの速度で走っていて、今の在来線鉄道よりよっぽど早かったりします。

たまにドラマで70年代を舞台なのに戦前並みのSLとかが出てきて驚くことがあります。ちょうどこの時代の時代考察があやふやなんでしょうね。ちょっと調べればわかる程度なのですが・・・

そしてこの歌でも「ドライブイン」という言葉が出ますね、どうも高速代ケチって下道を走行中のようです。いや、夜霧で前途が見えない二人には少しばかりゆっくりとした走りの方が良かったのかもしれません。

「ヘッドライト」新沼謙治
発売日:1977年2月1日
オリコン最高位:12位
売上枚数:20.2万枚
レーベル:日本コロムビア
レコード番号:AK-53

1:ヘッドライト
作詞:阿久悠
作曲:徳久広司
編曲:森岡賢一郎
歌唱:新沼謙治

2:おもかげ
作詞:阿久悠
作曲:浜圭介
編曲:森岡賢一郎
歌唱:新沼謙治


ヘッドライト
新沼謙治
2005/11/23

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