2015/06/02 新沼謙治 70年代歌謡曲 楽曲紹介

「嫁に来ないか」新沼謙治



純朴ですねぇ。こんな純朴な田舎青年今もいるんでしょうか。
新沼謙治さんは岩手県大船渡市出身1976年デビュー。デビュー曲は「おもいで岬」でスマッシュヒットで、2枚目の「嫁に来ないか」で全国に知れ渡る歌手となります。
奥様はバドミントン選手の湯木博恵さんですが、病気で先立たれています。新沼謙治さんが東日本大震災のチャリティコンサートを行っている最中だったとのことです。

「嫁に来ないか」の歌詞は実のところ時代錯誤ではあります。でも、当時の男性の気概を感じるんですね。彼はそう裕福な生活をしているようではありません。傾いた家に楽しみといえば場末のスナックで酒をなめギターを弾くだけ。でもからだひとつで嫁に来てくれなんて今の考えでは無理。でも当時は高度成長期、頑張れば何とかなるそんな時代です。
出生率の低下や晩婚化が騒がれて久しいですが、その原因の一つが「貧乏してまで共同生活したくない」なんじゃないかと思うんですよね。もちろんその中には頑張っても給料が上がらず負担が増えていくことのリスクを考える。でも、幸せは最低限の金で好きな者同士が一緒に住むこともあるのかもしれません。

「嫁に来ないか」新沼謙治
発売日:1976年6月1日
オリコン最高位:31位
売上枚数:15.3万枚
レーベル:日本コロムビア
レコード番号:AK-3

1:嫁に来ないか
作詞:阿久悠
作曲:川口真
編曲:あかのたちお
歌唱:新沼謙治

2:白百合の詩
作詞:阿久悠
作曲:川口真
編曲:あかのたちお
歌唱:新沼謙治




第二回日本テレビ音楽祭ということは1976年8月19日放送。司会は高島忠夫さんでグランプリは野口五郎さんの「きらめき」でした。新沼謙治さんは最優秀新人賞を獲得しています。
この映像は速報!歌の大辞テンかな。

嫁に来ないか
新沼謙治
2005/11/23

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