2019/03/06 読まなくていい日記 歌謡曲が好き

個人ホームページを維持する意味



当サイトを開設したのが2011年。それ以前、1998年頃から私は「ホームページ」を持っていて維持し続けていました。

たとえば2008年頃から2010年頃までは子供と一緒にまわっていた札幌市の施策「サタデーテーリング」関連の情報、当時まだ対応する事業者の少なかった路線図、バス停位置のgooglemapへのプロットなどをおこなっていました。一部バス事業者のWEB時刻表サービスを始めたのもこの時期。

もっと前は自宅にサーバ設備を置いての運用を行っていました。それ以前になりますとプロバイダドメインでのWEBスペースを使い、日記、当時作っていた自作PCのことなどのコンテンツがあり、アイコンデザインを友人に頼んだなど、今見るとなかなか「当時のWEB界隈」を思い出します。

とはいえ、これらのデータは既にWEB上に無く、一部がWEBarchiveなどで見ることができるのみ、一応私もバックアップは持っていますが、当時焼いたCD-Rが読み出せない、古いハードディスクが読み出せない等、昔の情報を取り出すのはなかなか至難の業です。それ自体が意味のあるものかどうかはともかくですが。

さて、Yahooは「Yahoo!ブログサービス」を2019年12月15日で終了すると発表しました。

Yahoo
Yahoo!ブログ サービス終了のお知らせ
https://promo-blog.yahoo.co.jp/close/index.html


また、「はてなダイアリー」「アメーバブログ」「OCNブログ」など終了した、終了を予定しているWEBサービスは多々あります。
ブログサービスだけでなく、Google+のようなSNSも含め終了を予定しているサービスもあります。

能動的にブログ主が移転などを行わない限り、これらのサービスに入っている膨大なコンテンツはなきものになってしまうわけです。

もちろん「黒歴史」として放置し、パスワード等を失念している「消えて欲しいコンテンツ」もあるかもしれませんが、個人、法人問わず有用だったコンテンツがそのまま消えてしまうというのはあまりにも残念なことです。

私もSNSは過去に様々アカウントを作り活動していました。特に2003年頃によく使っていたサービスが「sayclub」です。韓国neowiz社と東芝の提携で始まったと記憶していますが、ブログ兼用のホームページを持て、なおかつ画像、動画ファイルなどを置け共有でき、コミュニティを作れ、参加者のレベルを調整できる(たとえば新参者には見せられるコンテンツを制限できる)などその昔の「パソコン通信」のフォーラム機能に近いものを個人で作れるというのが便利でした。チャット機能が標準であったのもよかった。
しかし、2008年に終了。「私のグループ」の参加者の皆様とは、もう多くの方と連絡が取れません。

mixiは今でも使っていますし、手っ取り早く公開できる日記なんかもありますので、かなりの分量のデータを保持していますが、これが無くなったらもう復旧することはできないでしょう。

当サイトは独自ドメインを取得し、主立ったデータはサーバ内のデータベースに入っています。これによってデータベースを毎日バックアップすることでデータの消失を抑え、また、ドメインを単年度更新にしていますので、私がサイトの維持ができなくなればドメインの失効、その後自動的に閉鎖されるという状態になります。サーバの維持費用も単年なので同様です。

逆に私が必要だと思う間、ドメインを維持し、仮にサーバ会社が運営を中止したとしても、別サーバ会社、自宅サーバ等「箱」はどこにでも移動できるわけです。そのため極端に設備に依存したサイト構成にもしていません。これは大事なことでブログサービスなどで他のブログへの移行ツールを提供していない場合、ファイルとして内容をバックアップできない場合などがあり、閉鎖されてしまったらその内容を他の場所で公開するのが難しいということも考えられます。

このサイトの内容がどれだけの人に役立っているかはわかりませんが、自分が元気なうちに、自分以外の要因で閉鎖しないようにするために「独自ドメイン」「個人ホームページ」の形で今後も維持していきたいなと思っております。

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