2024/08/08 歌謡曲が好き 高砂温泉 ジュークボックス レコードが好き

旭川高砂温泉の 昭和レトロスペースを見てきました


目次
  1. 自転車が好き
    1. 愛車「お父さん自転車 COOL EDITION」
  2. 電車と自転車でお出かけ
  3. 旭川は暑かった
    1. 水分補給と長い坂
  4. 高砂温泉
    1. お風呂
    2. レストラン
  5. レトロ商店
    1. マンガ休憩コーナー
    2. レトロ商店への通路
    3. レトロ商店のゲーム
    4. レトロ商店の駄菓子コーナー
    5. ジュークボックスとレコードジャケットコーナー
  6. さいごに

当サイト管理者、ずっとおなかの出っ張りが気になっておりまして、運動しろ運動しろと健康診断の度に保健師さんとのお手紙のやりとりが必要になるという情けない状態が続いております。

もとより「体育」が苦手でありまして、特に団体競技はワタシが足を引っ張る、敗北の原因がワタシにあるというのが耐えられないわけであります。しかし、個人でできるものならば誰にも迷惑がかかりません。よく歩き、時に走りというのは心がけていることです。

自転車が好き

子供の頃なかなか自転車に乗ることができなくて難儀した不器用なワタシではありますが、乗れるようになってからは行動範囲が急に増えますので、休みには一日中自転車で走り回る子供でありました。大人になって少し自転車からは離れていたのですが、子供と過ごす時間が少なくなって自分の時間が取れるようになってから復活しています。当地冬は雪が多く乗りませんが、数年前から夏期の通勤は自転車を使うようになりました。

愛車「お父さん自転車 COOL EDITION」

何台か持っている自転車ですが、今回利用したのは折りたたみ自転車「お父さん自転車 COOL EDITION」です。2013年iPhone5にスマートフォンを代えた際にソフトバンクからいただいたもの。それから既に11年を経過しています。
こちらは以前はメイン自転車として通勤にも使っており。現在もクルマに積んで出先で使うなど活用しています。先日タイヤがパンクした際、後輪タイヤがツルツルだったのでタイヤを交換しています。
 お父さん自転車 COOL EDITION
お父さん自転車 COOL EDITION
 タイヤを交換
タイヤを交換
こちらはギアの切替もできませんので坂道に弱くスピードも出ません。しかし、畳んで輪行袋に入れると電車やバスに乗せて行くことができます。

電車と自転車でお出かけ

JR各社の鉄道利用では本州を含めた6社で同じルールで自転車の車内持ち込みを認めています。旧国鉄で輪行が許可になったのはそう昔のことではなく、1984年から有料手回り品扱いでの持込が許可され、JR化後1999年からは無料での持込ができるようになりました。

JR北海道
手回り品
https://www.jrhokkaido.co.jp/network/guide/pdf/rule_23.pdf

折りたたみ自転車は畳んで自転車用の袋に入れることで電車に乗せて移動することができます。今回は平日ですが日中の空いている時間帯を見計らって電車に持ち込みます。(ルール的にはOKとはいえ、やはりラッシュ時間帯は避けたいですし、休日に観光客で混み合う路線も遠慮はしますね)
ちなみに、路線バス、高速バスでは会社によっては自転車の持ち込みを禁止している場合もありますので、実利用時は必ず確認くださいね。

旭川は暑かった

いくつかの列車を乗り継いで旭川の一つ手前近文駅まで来ました。昨今は北海道でも普通列車のエアコンが気持ちよく効いていますが、駅を降りたら「暑い!!」この駅はエレベータなどがないので、階段を上がって降りて、早速自転車を組み立てます。
 43度を指している温度計
43度を指している温度計
駅の柱についていた温度計は直射日光が当たるとはいえ43度を指しています。旭川は夏暑い街ではありますが、今日は特に暑そうです。この後坂を上るんだけどなぁ。。。

水分補給と長い坂

今回、それ以外にも個人的に気になる場所を巡って、最後に坂を上って高砂温泉へ、坂があるのはわかっていますから事前に大型ペットボトルの麦茶を用意して休み休み飲みながらです。平面的な地図では交差してると思った道路が立体交差で遠回りが必要だったり、知らない街を走るのは大変だけど楽しいのです。
 近文大橋
近文大橋
神居墓地の脇の急な坂は押していくしかありません。暑くて汗が噴き出します。ラブホテルが建ち並ぶ一角に出てきたら目指す高砂温泉はもうすぐです。
 高砂台に並ぶホテル
高砂台に並ぶホテル

高砂温泉

ちなみに高砂温泉までは旭川駅(1条7バス停、11番乗り場)から高砂台8丁目行きのバスでも行くことができます。バスの本数は日中1時間から1時間半間隔ですね。
 高砂温泉
高砂温泉
高砂温泉は1965年創業。ワタシの子供の頃にはテレビでCMもよく流れており「お風呂のデパート」と仙人氏(北海道のローカルタレントで、テレビショッピングなどでよくお見かけした金田一仁志氏とのこと)のうさんくさい感じはいかにもなローカルCMでした。この高砂台地区も1962年から当時の高野観光開発が観光住宅地といて開発したところでもあります。日本が豊かになり、娯楽や癒やしの場を必要としていた時期に登場したと言えましょう。

団体旅行から個人旅行への変化、企業が宴会などを行うことも少なくなるなか、温泉としても競合するスーパー銭湯などの施設がこれだけ多くなると変化のない高砂温泉が陳腐として敬遠されていったことは想像に難くありません。
そして追い打ちをかけるようなコロナ禍で大きな打撃を受けています。

2021年7月にロビーやレストランを含めた大規模なリニューアルを行い、卓球台が並んでいたスペースを「レトロ商店」として、ゲームコーナーに設置していたゲーム機やファミコンなどの家庭用ゲーム機、そしてジュークボックスやレコードジャケットを飾ったスペースにしています。ここでは駄菓子コーナーがあり、セルフで購入することができます。

入館料は平日午前が600円、平日午後が750円、土曜休日は850円です。タオルなどは別料金です。

お風呂

ではまず、お風呂に行ってみましょう。洗い場でさっぱり身体の汗を洗い流します。ボディソープとシャンプーは洗い場に据え付けられています。
男女に分かれているお風呂は10種類以上の浴槽がある「お風呂のデパート」です。
メインな「灯台風呂(粒子気泡風呂)」は浴槽の下から青白い明かりが照らして気泡が波を表しているのでしょう。
座って楽しめる足湯は底に凹凸なツボ押し加工がされていて歩くとうめき声を上げそうな痛気持ちよさです。気に入りました。
そして、暑い時期に最高なのが「低温風呂」ぬるいというより冷たいくらいの温水プールくらいの湯温が気持ちいいです。
赤と緑の妖しい光がある「中国漢方エキス薬湯」と向かい側の水風呂を行ったり来たり。
そして「仙人の露天風呂」階段を上がって、さらに頭がぶつかりそうな低い天井の階段を抜けると開放的な屋上露天風呂です。ここは人気で多くの人が肌を焼いておりました。

平日の昼間ですが、多くのお客さんで賑わっておりました。ちなみに家族風呂は温泉が使われているとのことで、他の浴槽は基本沸かし湯と思われます。

レストラン

レストラン土曜休日は休み時間なしですが、平日は昼の部と夜の部で営業しています。今回は残念ながら時間的に食事は取れませんでしたが、次回はリベンジしたいですね。
飲み物の自動販売機は種類が豊富で瓶詰めのコカコーラや牛乳の自販機もあります。アイスの自販機があるのが嬉しいですね。
温泉のカウンターではシュークリームが販売されていました。旭川のシュークリームの名店「梅屋」さんのものです。あと、近所の農家で仕入れたトウモロコシなど農産品もありました。(茹でてあったら買いたかったのだが!)

レトロ商店

さて、やっと本題ですね。当サイト読者様で意味のあるのはここからでありましょう。自転車?温泉?いやいやレコード、ジュークボックス!
とはいえその前に、浴場入口から階段を上がった先のマンガ休憩コーナーです。

マンガ休憩コーナー

マンガ休憩コーナーへ向かう階段にもレコードジャケットが展示されているのです。
 マンガ休憩コーナー
マンガ休憩コーナー
 マンガ休憩コーナー
マンガ休憩コーナー
 マンガ休憩コーナー
マンガ休憩コーナー
 マンガ休憩コーナー
マンガ休憩コーナー
 マンガ休憩コーナー
マンガ休憩コーナー
 マンガ休憩コーナー
マンガ休憩コーナー
ここには懐かしき洋楽のジャケットがたくさん。
マンガ休憩コーナーはクッションも置いてあってお昼寝も可能。エアコンも入っていました。ここからテラスに出ることができて少しだけ開けて旭川の街を見下ろせます。天女の看板、当時結構お金かけて作ったと思うんです。
 マンガ休憩コーナーテラス
マンガ休憩コーナーテラス
 マンガ休憩コーナーテラス
マンガ休憩コーナーテラス
 マンガ休憩コーナーテラス
マンガ休憩コーナーテラス
あと「PUSH」と「押」を混ぜたドアのロゴも素敵。

レトロ商店への通路

その「レトロ商店」への通路、昔の温泉旅館によくあった地元名産品とか骨董品とかの展示スペースですが、ここにも古い資料や野球関係の資料なんかが展示。多分中の方野球好きだったんでしょうねぇ。
 レトロ商店への通路
レトロ商店への通路
 レトロ商店への通路
レトロ商店への通路
 レトロ商店への通路
レトロ商店への通路

レトロ商店のゲーム

では、その通路の突き当たり「レトロ商店」に入りますよ。まず、そこには古めのゲームコーナー。
このゲームが「アウトラン(DX)」「ハングオン」「ファイナルラップ3」そして「Dancing Stage featuring TRUE KiSS DESTiNATiON」って感じのラインナップです。ダンスステージは「ダンスダンスレボリューション」の筐体で、TRUE KiSS DESTiNATiONは小室哲哉さんと吉田麻美さんのユニット。1999年にデビューしています。(実際にこれで遊んでいないのですが、この内容のゲームモードで動作してるのでしたらかなりレアなゲームです。下手したら国内唯一かも)ゲームは基本17時以降の稼働なので動作を見ていません。ファイナルラップ3もかなり貴重じゃないかなぁ。2は結構見かけるけど。
「ATARI TABLE PONG」がありました。これはレトロゲームじゃなくて新しいものですが、動きが昔のテーブルテニスゲームまんまなので楽しめると思います。

そして家庭用ゲーム機ファミコンが遊べるコーナーがあります。ここはエアコンはないみたいだけど扇風機が回っていてそれほど暑く感じませんでした。
 レトロ商店のファミコンコーナー
レトロ商店のファミコンコーナー
さらに歴史的に面白いなぁと思ったのが、初期のカラオケボックスがあること。残念ながら中に入れないのですが(というか撤去が大変だったからそのまま置いてあるのでは無いかと)当時このようなカラオケボックスが温泉地のホテルによく置いてありました。
 カラオケボックス
カラオケボックス

レトロ商店の駄菓子コーナー

訪れたご婦人が懐かしい!と声を上げていた駄菓子コーナー。種類豊富です。ここにも飲み物の自動販売機がありますし、座れるスペースがあります。
 駄菓子コーナー
駄菓子コーナー
 購入した駄菓子
購入した駄菓子
駄菓子は計算しながらセルフで投入するスタイル。頭の中で40円、35円、30円・・・と計算して200円分!という感じ。

ちなみにイチロー選手のパネルはアサヒ飲料が1996年に「三ツ矢サイダー」のイメージキャラクターにイチロー選手を起用した当時のものと思われます。1995年の阪神・淡路大震災のあと「がんばろうKOBE」とリーグ優勝する快進撃を見せたオリックス・ブルーウエーブの中心選手だったイチロー選手。翌年から数年三ツ矢サイダーのイチロー缶がありました。ちなみに1996年はアサヒビールのソフトドリンク飲料部門がアサヒ飲料に変わった年で、イメージ戦略的な意味合いもあったんじゃないでしょうか。

そして仙人と天女の顔ハメパネル。こういうのは基本です。なくてはならないものですね!

ジュークボックスとレコードジャケットコーナー

そしてジュークボックスです。3台のジュークボックスが設置されています。残念ながら動作はさせていません。
 ジュークボックス Rock-Ola 434 Concerto
ジュークボックス Rock-Ola 434 Concerto
 ジュークボックス Rock-Ola 434 Concerto
ジュークボックス Rock-Ola 434 Concerto
まず、Rock-Ola社の434 Concertoと思われる筐体です。1967年のアメリカ製ではないでしょうか。7インチレコードを50枚、100曲演奏できる真空管アンプモデルです。
 ジュークボックス Rock-Ola 450
ジュークボックス Rock-Ola 450
80枚、160曲演奏可能で窓にジャケットも装着できるものはRock-Ola 450と思われます。1973年製かしら。ワタシと同い年です。トランジスタアンプになって、なんとなく未来的ですね。

そして最後の1台なんですが、これ、多分Seeburg製のですよね。48枚、96曲演奏できるようです。1976年製と思いますが、ちょっとスペックはわかりません。この当時代理店だったタイトーがこのS100-77D TOPAZに8トラックカラオケテープをセットしてカラオケも楽しめるS-100-TOPAZ-TKというモデルを出していたらしいのですが、現物を見たことはありません。
 ジュークボックス Seeburg 100-77D TOPAZ
ジュークボックス Seeburg 100-77D TOPAZ
稼働していないのは本当に残念なのですが、壁にも多数のシングルレコードジャケットが張ってあって楽しめます。
そして、当時セガのステッカーも見つけました。セガの社名の由来が「Service Games」の略でありまして、国産ジュークボックスも作っていたはずです。
 ジュークボックス セガのステッカー
ジュークボックス セガのステッカー
せっかくのジュークボックスですから1台くらい稼働してもらえるとすごく嬉しいのですが、何しろ年代物ですし、故障したら直すのも大変でしょう。あと、ゲームの音とも合わないかもですね。でも、ジュークボックスって本当に貴重ですし、そして今自分が聴きたい曲をかけることができるって素敵なことだと思うのです。
 ジュークボックスコーナー
ジュークボックスコーナー
このコーナーに多数展示してあるシングルレコードのジャケットを見て、この曲聴きたい!って思うんですよね。今は多くの楽曲はスマホで聴けてしまうんだけど、みんなで聞けるっていうのが素敵なんですよね。

さいごに
まずお風呂が素晴らしく、そして食事もレトロ空間も楽しめる高砂温泉。卓球台や対戦ゲーム機もありますし、顔ハメパネルは絶対みんなで撮ったら楽しい。是非仲間誘って行きたい!そんな空間です。次回は食事の時期に、できたら泊まったら楽しいなぁと思っております。


 高砂温泉の館内ダイヤル電話。今の子はかけられないと思う
高砂温泉の館内ダイヤル電話。今の子はかけられないと思う
top