木曜日のタマネギ

1980年06月21日 さよなら好き

デビュー曲ですが、歌謡曲的ですね。恋はドンファン！というフレーズだけがとても耳に残るのですが「夢より体をただ欲しがる」とか、まぁ、当時のアイドルにやっぱり性的に少しくすぐらせています。イントロやアウトロが、なんというかホテルで遭って♪みたいな感じになっちゃうよね。レッツゴーヤングで何度か聞いてるんだけど、んー。ドンファン。

Track:1 さよなら好き
作詞:浅野裕子
作曲:平尾昌晃
編曲:萩田光雄

B面も似たような感じを引き継ぎます。クロス坂とは何かはよくわからないのですが、高音が響く辺りはいっぱい練習したんだろうなぁって感じがいじらしい感じがいたします。とはいえ、どことなくぎこちなさが残る、デビューシングルらしい感じ（先にB面の録音したんじゃないかなぁ）を聞かせます。

Track:2 愛はクロス坂
作詞:浅野裕子
作曲:平尾昌晃
編曲:萩田光雄

愛はクロス坂
浜田 朱里
2010/3/27 1537078819

1981年01月21日 青い花火

さて、デビューの怒涛の1年が終わって新年に3枚目です。1980年はご存知の通り同じCBS・ソニーの松田聖子さんが頭角を表して、同じレッツゴーヤングの「サンデーズ」として一緒に活動するのです。方やザ・ベストテンにランクインするわけで、どうしても比較されてしまうというはあります。曲調も大きく違いますしね。
最初鳥羽一郎さん的な演歌の出だしかと思うようなペットから繰り出される「パンッと青い花火」ですよ。悪い曲ではないのです。でも、当時のトシちゃん聖子ちゃん的な楽曲とは大きく異なるわけですしね。

Track:1 青い花火
作詞:三浦徳子
作曲:馬飼野康二
編曲:馬飼野康二

B面も、もう淋しいのわかってますよって歌詞カードです。もちろん明るい曲ばかりがもてはやされるわけではない。楽曲で勝負して、それを表現する歌唱力で頑張った。それは一片の曇りもないのです。個人的にはこちらもB面曲の方がいい！って思います。篠山紀信さん撮影と誇らかに描かれたジャケットもとても寂しそうなんです。

Track:2 失われた季節
作詞:三浦徳子
作曲:馬飼野康二
編曲:馬飼野康二

失われた季節
浜田 朱里
2010/3/27 1537078819

1981年07月21日 黒い瞳

色をテーマに「青」から「黒」になりました。オリコンは75位まで復活。この曲、いいんですよ。年齢相応な感じで18の青い夏として夏を歌います。アイドルソングとして王道というか、すごくいいじゃないですか。
歌ってる様子が想像できそうな、そういうアイドルソングってあんまり多くないし、今までなかなかこのような楽曲をテレビで歌えなかった反動ですね。タイトル黒い瞳って、もう少しどろどろしてるんじゃね？って思っちゃった。

Track:1 黒い瞳
作詞:三浦徳子
作曲:馬飼野康二
編曲:馬飼野康二

B面は当初A面候補だったんじゃないかしら？今までの流れだとこちらですね。でも、この曲もいいんですよ。まぁ、やっちゃう曲なんですけどね。クリームソーダと愛の鼓動という対比は、やっぱりロリータ的で個人的には嫌悪してるけど、それが1980年代前半の楽曲としては標準ですしね。

Track:2 愛の湖
作詞:三浦徳子
作曲:馬飼野康二
編曲:馬飼野康二

愛の湖
浜田 朱里
2010/3/27 1537078819

1982年02月25日 想い出のセレナーデ

デビューから3年目、なかなかヒットに恵まれない中で、作家陣を大幅に変えます。ビアノの旋律が印象的ですが、多分若い人にはあまり反応してもらえなさそうで、では、どのような世代がいいと思ったのかな？とも思うのであります。今聞くと歌詞も曲も考えさせてそして歌唱力もずっと良くなったのも含めて、アイドルではなく売っていこうという観点があったのかな？

Track:1 想い出のセレナーデ
作詞:山上路夫
作曲:森田公一
編曲:若草恵

どうしても今が楽しい恋愛にはさせないぞという別れの曲をB面にも持ってきていますが、こちらのほうが歌詞は寂しいのに曲は明るい。私個人は情景がわかる説明のある楽曲の方が好きで、頭に浮かぶ「ドラマ」を1曲楽しめるって意味ではいいんですよ。そしてタイトルが「椅子」ってのがまたいい。

Track:2 椅子
作詞:三浦徳子
作曲:馬飼野康二
編曲:戸塚修

椅子
浜田 朱里
2010/3/27 1537078819

このあとに「想い出のセレナーデ」を1982年5月21日に発売します。これが最後のアルバムです。

1983年04月01日 夏の指定席

夏前の楽曲ですが、うん、あまり夏っぽくない。一般公募された作詞作品から三浦徳子さんが再構成してるようです。せっかくの夏の指定席はどうも空いていないような気がします。

Track:1 夏の指定席
作詞:三浦徳子
作曲:小泉まさみ
編曲:水谷公生
原案:井上輝彦・宇南山幸恵・紫麗ミサ ニッポン放送ビバヤング作詞大賞グランプリ作品より

反面B面は夏ですよ。キラキラ感もあるしそして歌い方が少し優しいのは、今までの反動かもしれません。すごくサビがアイドルだし、聖子さんが歌ってもおかしくない感じです。Tシャツのまま波に濡れてあなたドッキリ、そうそう、こういう感じがいいのよ。ラブラブな歌詞が聞きたかったのよぉ。

Track:2 恋せよ乙女
作詞:三浦徳子
作曲:小泉まさみ
編曲:水谷公生

恋せよ乙女
浜田 朱里
2010/3/27 1537078819

1984年07月21日 春は四島から

さて、最後のシングル楽曲になります。このシングルは北海道に縁が深い楽曲になります。「春は四島から」四島はこれを「しま」と読ませます。北方四島である歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島がモチーフなんですね。
そして、歌い方は、もはや演歌です。中山大三郎さんですしね。知床旅情とか、そういう印象で。でもね、ジャケット、これ美瑛の丘だよねぇ。しかも麦わら帽にノースリーブ。確かに夏の発売だけど、これ、何故にこの時期なんでしょうね。北方領土の日は2月だしさ。

Track:1 春は四島から
作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎
編曲:高田弘

そのB面、ドウトウは北海道の東「道東」を読んでいます。これはこれで予想よりずっといい感じですよ。今まで全く聞いたことない楽曲だったんですけどね。それでは皆さんご一緒に「厚岸・厚床・根室・標茶に標津に中標津、大雪日勝然別」しかりべつですと？？？？然別湖か。

Track:2 カンゲキ・ドウトウ・サンバ
作詞:中山大三郎
作曲:中山大三郎
編曲:高田弘

カンゲキ・ドウトウ・サンバ
浜田 朱里
2010/3/27 1537078819