2024/02/08 歌謡曲が好き もくたま特集 堀江淳 80年代歌謡曲 楽曲紹介

堀江淳さんのシングル楽曲を聴いてみる


目次
  1. 1981年04月21日 メモリーグラス
  2. 1981年09月21日 ルージュ
  3. 1982年03月01日 ラストダンス
  4. 1982年09月21日 あとずさり
  5. 1983年06月22日 大いなる愛
  6. 1983年09月21日 思い出ララバイ
  7. 配信

今週のもくたま特集は堀江淳さんを聞いてみたいと思います。
言わずと知れた大ヒット曲「メモリーグラス」で鮮烈にデビューされた堀江淳さんは苫小牧の出身、1979年のCBS・ソニーの第1回SDオーディションで合格してのデビューになります。このオーディションで歌った曲はメモリーグラスではなかったそうで、すでにデビューが決まった後に作った楽曲とされています。完成度の高いというか、非のうちどころのない楽曲って思うんですよね。

アーティスト検索:堀江淳
https://www.thursdayonion.jp/search.php?aid=ujh1ovQ%2Bxp%2FHKmVZiOBS5A%3D%3D

今回はデビューから1983年までの配信されている楽曲を聴いてみます。このあと活動を休止して1994年に再デビューされるのですが、こちらは配信されていません。2000年以降も活動を続けられていて現在も懐かしの~のような番組でもお見かけしますし、ラジオパーソナリティやライブ活動も継続して行っておられます。

それではデビュー曲から聞いてみましょう。

メモリーグラス
堀江 淳
2004/8/4 1539254638

1981年04月21日 メモリーグラス

先ほども触れていますが、完成度の高い楽曲だなぁと、素人の感想ではありますが思います。そしてイントロの印象的な感じも含めて編曲も冴えているとも思います。
覚えやすくて、なおかつ印象的で、そして中性的な堀江淳さんの歌唱がまたぴったりはまっています。逆を言えばここまで完璧な楽曲から2曲目3曲目は大変だったろうなぁとも思うのです。
「その歌をかけるのはやめてよ グラスの中薄くなるから・・・」って歌詞はグッときますね。

Track:1 メモリーグラス
作詞:堀江淳
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀


B面は、これまた印象的なイントロから繰り出される麻木かおるさんの歌詞が印象的です。「私はぼんやり あの日を着たまま」って当時はわからなかったな。とはいえ、やっぱりA面の印象が強すぎるよ。

Track:2 夢吹雪
作詞:麻木かおる
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀

夢吹雪
堀江 淳
2004/8/4 1539254638


ルージュ
堀江 淳
2004/8/4 1539254638

1981年09月21日 ルージュ

5ヶ月後に発売された楽曲ですが、この時点ではまだメモリーグラスがヒット中。そんなわけでどうしても影に潜んでしまう楽曲でもあります。以前も当サイトで触れているのですがTBS系ドラマ「われら動物家族」の主題歌として起用されたのですが、その後このドラマでは主演の中村雅俊さんの「心の色」に変わってしまうのですね。ドラマの内容とはなかなか合わないというのはありましょうが。
とはいえ印象的な女性目線の楽曲で「せめて思い出だけは きれいな化粧をさせてよ」はなんかいいなぁ。

Track:1 ルージュ
作詞:堀江淳
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀


B面はがらっと印象を変えています。このセーラという人物が何者かはわからないけれど、好きな女性の隣にいるときに、おっさんでもこんな感じの気持ちは持ってるんですよね。きっと相手には気持ち悪がられると思うけど。でもいい曲だなぁ。

この間にファーストアルバム「硝子通り」を発表。ルージュは入ってるんですがこの曲は入っていませんね。

Track:2 セーラ
作詞:堀江淳
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀

セーラ
堀江 淳
2004/8/4 1539254638


ラストダンス
堀江 淳
2004/8/4 1539254638

1982年03月01日 ラストダンス

さらに5ヶ月後に発表されたラストダンス。最初聴いた時にデュエットソングで女性が歌ってるのかと思いました。激し目な曲で、印象が変わります。「死んでしまえ出逢ったことなど」とかなり未練がましい感じですが、これ、女性が歌うといやらしい感じになるのかしら。少しアレンジが電子的だったりするのもこの時期ですね。

Track:1 ラストダンス
作詞:堀江淳・麻木かおる
作曲:堀江淳
編曲:萩田光雄


B面は昔の恋人と再会する「ティールーム」たしかに前奏から喫茶店って感じがします。こちらは女性が歌ってもアリな感じよね。「この店変わらないね」「変わったのは私たち」くぅぅぅ!なぜか個人的には柏原芳恵さんのお顔で再生されました。
このあと2枚目のアルバム「夢のあやとり」を発表。そしてベスト版と言えるアルバム「堀江淳全曲」を発表します。

Track:2 Fall in love again
作詞:堀江淳
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀

Fall in love again
堀江 淳
2004/8/4 1539254638


あとずさり
堀江 淳
2004/8/4 1539254638

1982年09月21日 あとずさり

来生えつこさんの作詞です。雰囲気来生たかおさん風の楽曲っぽく聞こえますが、ご本人の作曲です。サビ2回みたいな感じが個人的に好きです。そして演奏が印象的で、この時期の楽曲は全体にバンドさんがすごいなぁって思います。
髪を切るとやっぱりうなじが寒いんですねという、あたりまえなことが、意外と男性は気がつきません。

Track:1 あとずさり
作詞:来生えつこ
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀

B面は麻木かおるさん。女性的な目線での歌詞を女性的な言葉で歌う、堀江淳さんの声はやっぱり素敵です。「ゴメンナサイねあなたの後を ついていけない」この「ついて」が「連いて」となっています。このあたりも音だけではなく、歌詞を読むという意味でもハッとさせてくれる。これがあるから歌詞カードを読みながら聴くんですよね。好きな曲!

Track:2 さよならの街角
作詞:麻木かおる
作曲:堀江淳
編曲:船山基紀

さよならの街角
堀江 淳
2004/8/4 1539254638


大いなる愛
堀江 淳
2004/8/4 1539254638

1983年06月22日 大いなる愛

映画「きつね」は全く知らなかったのですが、岡林信康さんが主演の「35歳の男性と14歳の少女との恋愛を描いた」という作品で、今は倫理的にどうかなぁ()って感じです。そのイメージ・ソングとクレジットされています。
前奏が物悲しくて長くて、こちらは堀江淳さんが作詞を、千野秀一さんが作曲です。ダウン・タウン・ブギウギ・バンドですよね。

Track:1 大いなる愛
作詞:堀江淳
作曲:千野秀一
編曲:田中洋


B面はインストです。
Track:2 万耶のテーマ
作曲:千野秀一
編曲:田中洋


思い出ララバイ
堀江 淳
2004/8/4 1539254638

1983年09月21日 思い出ララバイ

なかなかデビュー曲からあとヒットに恵まれない中ですが、方向性は変わらず女性の目線での楽曲です。堀江淳さんの楽曲は全体に違和感が少なくて、さらっと聞けるんですよね。逆を言えば引っ掛かりが少ないのかもしれない。いい曲なんだけどね〜って言われちゃうような。

Track:1 思い出ララバイ
作詞:堀江淳
作曲:堀江淳
編曲:飛澤宏元

B面はいやぁ、いいじゃん。この曲って思っちゃう。B面曲はなかなか紹介されないし、ラジオとかでかからないけど、これ、発表当時の子供の頃に聞いたら当時も絶対好きになってたと思う。境長生さんの楽曲って他にあまり検索されないのですが、印象的な詩だなぁと思います。
そして、残念ながら、このシングルのあと1983年11月に3枚目のオリジナルアルバム「哀しみ色のえのぐ」を発表し、堀江淳さんは一旦活動を中止されることになります。

Track:2 エメラルド・ヴュー
作詞:境長生
作曲:堀江淳
編曲:飛澤宏元

エメラルド・ヴュー
堀江 淳
2004/8/4 1539254638


ここまでの楽曲ですが、オリコンに登場するのはメモリーグラスとルージュだけ。完全なる一発屋ということにはなってしまいます。しかし、その中でもタイアップがついたり、新しいタイプの楽曲を作られたり、そしてアルバムではまた違った印象があったりもします。完全な形でなかなか配信されていないのは残念ではありますが、また違った印象があるんじゃないかなと思うのですね。

配信
残念ながら今回ご紹介した「GOLDEN☆BEST / 堀江 淳」はSpotifyでの配信がありませんがAppleMusic、YoutubeMusicでは配信されています。YoutubeMusicの配信を貼っておきますね。
https://music.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_kVUhU9LGSxiAjnVtZBzBimzr2bxjcGefs&si=P-rKHw2Jp0QgJkw6

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