2023/12/21 歌謡曲が好き もくたま特集 橋本美加子 80年代歌謡曲 楽曲紹介

橋本美加子さんのシングル楽曲を聴いてみる


目次
  1. 1985年03月22日 メロウ・シーズン
  2. 1985年06月12日 蒼いときめき
  3. 1985年09月25日 個人生活
  4. 1985年12月10日 ちょっと告白
  5. 1986年06月10日 ハート秒読み
  6. 1987年11月28日 TOUCH MY HEART
  7. 1988年04月25日 ツイン・ホリデー
  8. 配信

今週は先日配信が開始された橋本美加子さんのシングル楽曲を聴いてみます。
橋本美加子さんは1985年デビューで当時15歳。わりに大人っぽい顔立ちで、しかも歌唱力が抜群で声質も太めなので、アイドル的な曲よりも少し大人っぽい曲が魅力だなぁと当時ラジオで聴いて思っていました。
残念ながらオリコンでも低位、ザ・ベストテンなどにランクインすることもなく、あまりテレビで歌う姿は見かけなかったと思うんですがレッツゴーヤングで歌う時は15歳にはとても見えなかったですね。
我が家はなにやら「論評」しながら歌番組を見る変な家だったのですが、結構酷評する母親が歌上手いけど14歳っぽくないねぇ苦労してる顔!とか言ってましたねぇ。実際どうだったんでしょうか。
ちなみにキャッチコピーは「『まつ毛ちゃん』に逢ったらよろしく」だったはずです。

アーティスト検索:橋本美加子
https://www.thursdayonion.jp/search.php?aid=KxQfyNEkehoYSY6IYrrfeg%3D%3D


メロウ・シーズン (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/3/22 1718241711

1985年03月22日 メロウ・シーズン

デビューシングルはサビ頭のですが、歌謡曲っぽい雰囲気もあって、そのギャップがサビのキラキラ感に繋がっていいですね。
初めてのデート、クラス違いでよく知らない男のことってのが、当時の男の子の「押し」が成立する展開ですね。

生歌唱を聞いても歌唱力は間違いなく、デビュー曲としては満点でしょう♪そしてフェードアウトで終わるのもこの時期らしい。

Track:1 メロウ・シーズン
作詞:三浦徳子
作曲:小田裕一郎
編曲:入江純


なんか、どこかの洋楽にありそうな前奏ですが、曲としてはこちらの方が好きで、ご本人の声の響き方も、こちらの方が素敵に聞こえます。
ボン・ボヤージュは「良い旅を!」みたいな意味ですが、あくまでも二人での旅立ち。なんかいいなぁ。

Track:2 夕暮れボン・ボヤージュ
作詞:三浦徳子
作曲:小田裕一郎
編曲:馬飼野康二

夕暮れボン・ボヤージュ (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/3/22 1718241711

ちなみにシングルレコードのジャケット裏面にプロフィールが。趣味特技はスキーと日本舞踊、好きな食べ物は焼肉とちらし寿司、好きな花はスイートピーだそうです。


蒼いときめき (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/6/12 1718240730

1985年06月12日 蒼いときめき

あら、いい曲。本人の歌唱力も発揮できます。ジャケットは3つ折りで全身ピンナップがいいですね。写真的に好き!ライオンのコロン(最近コロンって言い方あまり聞かないよね。香りのキツくないオーデコロンからきてるんでしょうが。)「ミシェル」のCMで本人も出演していました。これをつけてると男の子もコロン!となるとかならないとか。CMと楽曲は少しずれてる感もないわけではあるけど、少し大人だし、いい曲だよね。「恋に恋する」そんな時期の歌詞でありましょう。

Track:1 蒼いときめき
作詞:SHOW
作曲:誠志郎
編曲:入江純


B面はキュンキュンしてるね!ってフレーズがアイドルっぽくてすごくいいです。夏ですからね「どんどん恋して」ジッとしていられないのです。

Track:2 エンジェル・サマー
作詞:佐藤ありす
作曲:多々納好夫
編曲:大村雅朗

エンジェル・サマー (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/6/12 1718240730

ファンクラブの案内ですが入会金600円と2ヶ月分の会費で1,000円を現金書留で送るという時代です。
7月にはファーストアルバム「ブラッサム」が発売されます。唯一のアルバムですが、配信でも聴けますので是非、結局アルバムはこの1枚だけど、2007年に他のシングル曲なども含めた全発表音源を収録した「コンプリート・ブラッサム」として2枚組で再販されています。現在配信されているのはこのアルバムとシングル曲を元ジャケットでという形になりますね。



個人生活 (プライバシー) [2007 Remaster]
橋本美加子
1985/9/25 1718240846

1985年09月25日 個人生活

「個人生活」と書いてプライバシーと読ませます。随分前の2作と違った中森明菜的な楽曲を持ってきました。まだ15歳ですからね。「まだ当分そのままよ」ってのがいいじゃないですか、難しい楽曲だと思うんだけど、歌いこなしてる感があります。ジャケット写真も大人っぽい。

Track:1 個人生活
作詞:阿木燿子
作曲:来生たかお
編曲:若草恵


また、タイトルがすごい。でも、こちらも振り幅大きいなぁ。本人の声質から決めた感じの楽曲なのかもしれませんが、どんどんライトなアイドルになっていく時代に、なかなか一人個人名のアイドルが売りにくくなってるんだろうなぁというのも見え隠れします。
この時期のアイドルさん、みんな歌がうまくて、もう少し時間軸が違うとガールポップ的な感じにもできそうだし、本当に時期が悪いとしか言いようがないんですよね。

Track:2 薔薇のロマンス
作詞:松井五郎
作曲:井上大輔
編曲:若草恵

薔薇のロマンス (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/9/25 1718240846


ちょっと告白 (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/12/10 1718241421

1985年12月10日 ちょっと告白

「テレビ朝日系テレビアニメーション「昭和アホ草紙あかぬけ一番!」エンディング・テーマ」なのですが、全くアニメに記憶がなくて、半年22話、タツノコプロのアニメのようです。
オープニングはピンク・クロウズ「いきなりWant You!」という曲のようですが、残念ながらこちらも記憶がないです。

この感じいいじゃないですか!アニメっぽいといえばそうなんだけど、彼女の雰囲気にあってるような感じもしてて、15歳の子っぽい感じじゃないですか。ジャケも可愛い。

Track:1 ちょっと告白
作詞:冬杜花代子
作曲:長沢ヒロ
編曲:渡辺俊幸


おお、B面は印象が違う。デビューから半年以上、15歳を駆け抜けた感のある本人が、4枚目のシングルで方向がちょっと見えない感じもあって、歌がうまくてしっかりしてるだけになぁ。でも、15歳の子に海が見たいの言われても、ため息しか出ないなぁ。

Track:2 15のメランコリー
作詞:岸田采子
作曲:多々納好夫
編曲:椎名和夫

15のメランコリー (2007 Remaster)
橋本美加子
1985/12/10 1718241421


ハート秒読み (2007 Remaster)
橋本美加子
1986/6/10 1718240531

1986年06月10日 ハート秒読み

デビュー2年目のシングルは明らかに方向性を変えました。ジャケットもものすごく大人っぽい(というか少しケバい)アイドルよりもちゃんと歌える「歌手」として出してきた感があります。とはいえ16歳の少女の歌う曲としてのラインはちゃんとカバーしているので、どっちつかずなんだけど、でもいいじゃないですか。

Track:1 ハート秒読み
作詞:あらい舞
作曲:あらい舞
編曲:若草恵


B面もその感じが出ていて、アイドル的な歌詞ではあるんだけど楽曲を少し大人にしてるように思うのです。ただ、ファン層が少し違うようにも思うんですね。

Track:2 予感
作詞:真珠木あつこ
作曲:安岡孝章
編曲:椎名和夫

予感 (2007 Remaster)
橋本美加子
1986/6/10 1718240531

ご本人は女優志望だったとのことで、この年はミュージカルに出演するなど、アイドル活動から離れますので、楽曲の発表もしばらく途絶えます。


TOUCH MY HEART (2007 Remaster)
橋本美加子
1987/11/28 1718241534

1987年11月28日 TOUCH MY HEART

名前を橋本美加子と変えて、女優としての活動が続いている中での楽曲です。ポーランド出身でドイツで活動されていたDanutaさんが歌うTouch My Heartをカバーしています。ユーロビート系は流行った時期ではありますし、Danutaさんの楽曲もディスコでは結構かかっていたようであります。

日本語詞で歌うA面と、原曲のB面ですが、英語の発音がよく聞こえるB面の方がいいなぁ。まだ17歳ですよ。ユーロビートブームに引っかかって売れても良さそうなんだけどなぁ。

Track:1 TOUCH MY HEART
作詞:Gred Rochel・M.Martina
作曲:Gred Rochel・M.Martina
編曲:川上了
日本語詞:湯川れい子


Track:2 TOUCH MY HEART (英語ヴァージョン)
作詞:Gred Rochel・M.Martina
作曲:Gred Rochel・M.Martina
編曲:川上了

TOUCH MY HEART (英語ヴァージョン) [2007 Remaster]
橋本美加子
1987/11/28 1718241534


ツイン・ホリデー (2007 Remaster)
橋本美加子
2007/6/1 1717830118

1988年04月25日 ツイン・ホリデー

現在のところ最後に出されたシングル曲です。このとき18歳、週休二日制を推進する当時の労働省が推薦する楽曲となっています。とはいえいうほど当時聞いたわけでもなくて、世の中で知る人は少ないような気もしますね。
歌詞の内容が薄いというか、そういう依頼なのでしょうからねぇ。「愛されサタデー、愛してサンデー」まぁ、土曜の夜と日曜は〜♪みたいな想像しちゃうじゃないですか。
大サビというか、ツインツインツインハッピネスってのが、耳に残らないというか、やっぱり安直に聞こえちゃうんだよなぁ。最後の曲なのになぁ。

Track:1 ツイン・ホリデー
作詞:石坂まさお
作曲:PADUDU
編曲:川上了


Track:2 ツイン・ホリデー (カラオケ)

ツイン・ホリデー (カラオケ) [2007 Remaster]
橋本美加子
2007/6/1 1717830118

このあともドラマなどでお見かけしておりましたが、楽曲はお出しにならず、1994年にはヌード写真集を発売、その後は活動されていなかったようですが、2022年にテレビで近況が報告されています。


配信
最近発表された全ての楽曲が配信されていますので、プレイリストを作成してみましたので是非どうぞ。

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