2023/08/15 歌謡曲が好き Negicco ambitious タイトル未定 2000年代歌謡曲

Negiccoの20周年と地方アイドルの未来


目次
  1. NHKでの特集番組放送
  2. 地域の活動と全国的な活動
  3. 地域が支えるということ
  4. 北海道でもアイドルが頑張っています
    1. ambitious
    2. 「タイトル未定」

新潟を拠点にアイドル活動を続けておられるNegicco(ねぎっこ)が20年の節目を迎えました。
デビュー当時小学生や中学生だった彼女たちも、今では3人ともが結婚されてお子さんもおられ、その合間を縫っての活動にはなっていますが、活動を継続できるということが素晴らしいのです。

NHKでの特集番組放送

NHKは新潟発ではありながらも全国放送でNegiccoの20年の「今」をドキュメンタリーとして番組にされました。

NHK Dear にっぽん 「光の中で、わたしたちは 〜新潟 アイドル3人の決意〜」
https://www.nhk.jp/p/ts/P71P7Q379L/episode/te/KGM352X1KV/

ここで感じたのは、Negiccoである3人のパーソナリティだけでなく、地域が彼女たちを「あたりまえ」のように存在として受け入れているというのがあるように思うのです。

地域が彼女たちを親戚の子が成長し、結婚したような、微笑ましく見守っているような、そんな感じがするのです。地域が支えるからこそ彼女たちは活動できる。活動できる「場」を用意されている。

彼女たちがNegiccoを継続できなくなるような危機は私がファンになってからでも何度か起きています。でも、その都度誰かが、何かが彼女たちを助け、そして彼女たち自身が活動を継続していくことを選択できる土壌が生まれ、そしてそれを本人たちが決断していける。これは簡単なことではないと思うのです。

地域の活動と全国的な活動


2016年に全国ツアーで初めて彼女たちを札幌で見ることができて、本当に札幌に来てくれたことが嬉しかったし、またいつか札幌でライブができることを心待ちにもするんだけど、でも、そんなに広い範囲で大変な思いをして活動する必要があるのか?これもまた思う面なんですね。
全国にファンが生まれることは喜ばしいこと。でも、全国ツアーって大変です。

彼女たちが結成する2003年からの大きな変化の波はネットによる大容量の通信環境が構築されたこと。2003年は高速で比較的安価に常時ネットに接続できるADSL回線の契約数が1000万回線を突破した年です。
動画などで資本を小さく、地方からの発信が可能になり、SNSの普及はそれを拡散することになります。彼女たちの楽曲とストーリー、2009年のインターネットTVでの「勝ち抜き」、2011年からはCDがタワーレコードを通じて全国発売になる。この一つ一つが「地方の時代」というワードともリンクして拡大するような。
もちろん東京への交通手段が発達できている新潟という地域性もありますし、東京での活動も増える中でも、ちゃんと地元の活動は続けるし、それを支える地域という面がありましょう。

地域が支えるということ


さて、ここまでで、「地域が支える」ってのを何回か書いてるんですが、地域が支えるというのはどういう意味なのか?ってのがあります。
NegiccoはFM新潟にレギュラー番組を持っていること、地元テレビ局のワイド番組でも準レギュラー的に出演されていること、地域の企業がCMキャラクターとして使用していることも大きな面でしょう。
結婚や出産がそれに対しての変化が無いこと。これがスキャンダラスなことと受け取られるわけでもなく、やっぱり親戚の子が結婚したんだ良かったねぇ的な受け取られ方をしていくという意味でもありましょう。

この地域で仕事が継続してあることというのがすごく大事で、仕事がある、先にイベントがあるとわかっていることがモチベーションになっていく面でもありますし、そして新潟の地域だけでなく全国的な企業がCMで使用することでの認知度の拡大、今や私の住む北海道でもNegiccoは「あーお餅のCMの子」とそれなりの認知度がある。

これが大事なのかな、そんな風に思ったりもします。

北海道でもアイドルが頑張っています
WITH U
ambitious
2023/7/28 1696042360

ambitious

さて、なかなか地元のアイドルグループが活動を継続できなかったり、上手く回っていっていないよなぁと思っている中、最近札幌を中心に活動されているambitiousはちょっと毛色が違う活動で頑張っていますね。

北海道発!ダンスボーカルグループ ambitious
https://ambitious-hkd.jp

セイコーマートでよく流れている楽曲を歌っているわけですが、まず地元企業が使うことが大事ですね。何故か北海道企業は北海道のタレントをあまり積極的に活用していないように見えるので、まず、そこがクリアされているのは大きいと思います。
ただ、彼女たちがバックグラウンドにしていたすすきののキングムーが閉館し、多分マンションかなにかになるはずですので、今後の活動場所がどこになるのかも気になるところです。


タイトル未定
2023/4/1 1682235423

「タイトル未定」

もう一組紹介しますが、北海道内ではNHKでも取り上げられたグループ。

NHK「タイトル未定」「僕が見たかった青空」それぞれのアイドル
https://www.nhk.or.jp/hokkaido/articles/slug-ncc2116418f54

「何者かになろうとしなくていい 何者でもない今を大切に。」というコンセプトは面白いですが、検索に引っかかりにくそうではあります。

「タイトル未定」
https://miteititle.com

静岡のアイドルグループ「fishbowl」とのスプリットシングルを発売するなど、地方アイドル同士の交流もあるようです。
fishbowl(JR東海)ほどには強力な形でのスポンサードもなさそうですので、今後に期待です。

やはりどれだけ地元が応援できるか。ここにかかってるような気がするのです。
できるだけ長く愛される。それが理想。

top