「モンテカルロで乾杯」庄野真代
発売日:1978年7月10日
オリコン最高位:5位
オリコン年間チャート1978年:43位
ザ・ベストテン最高位:8位
売上枚数:31.1万枚
レーベル:日本コロムビア
レコード番号:LK-77
A面:モンテカルロで乾杯
作詞:ちあき哲也
作曲:筒美京平
編曲:筒美京平
歌唱:庄野真代
B面:ターキッシュ・ムーン
作詞:ちあき哲也
作曲:筒美京平
編曲:船山基紀
歌唱:庄野真代
ターキッシュ・ムーン
庄野真代
2013/12/4
前週9月7日に10位で登場して、この日の8位の2週のみの出演にはなるのですが、真っ赤な衣装が印象的であったと記憶しております。
モナコ公国の地名でありますモンテカルロ、片田舎の子供にとってはなかなか馴染みが薄い土地でありますが、地中海性気候とか、世界地理では習うのかしら?モナコ大聖堂は個人的に見てみたい場所でありますが、いつか行くことができるでしょうか。
1970年代、まだまだ日本人が海外旅行を楽しむことは難しい中、「兼高かおる世界の旅」など、テレビの中での海外は身近になってきています。歌謡曲でもそんな海外の都市名を入れる曲は少なくなかったわけです。
庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」もそんな曲ではありますが、実際は砂漠が無いとか有名な話であります。
さて、その「モンテカルロで乾杯」こちらの歌詞も面白いのです。というか、歌詞、あまり何かを訴えるではないわけで、とかく格好いい好きな男との一夜が素晴らしかった、恋はラプソディですよ。そこには刹那的な、先のことは考えないという猪突猛進的な愛情表現みたいなのを感じて、ああ、こういう若い感情って今なかなかないよねぇって思うのであります。
そう思うとちあき哲也さん、このあと五十嵐浩晃さんに「ペガサスの朝」を書いたり、少年隊の「仮面舞踏会」を書くわけです。私のお気に入り歌謡由紀さおりさんの「トーキョー・バビロン」もちあき哲也さんですね。
そして何より、この、歌謡曲なのに何か異国な感じ、編曲の妙といいますか、筒美京平さんの、この感じが素敵すぎて、何度も聞いちゃう楽曲であります。古さよりも、なぜか新鮮さを感じるんですよね。
1980年のライブアルバム「Last Show」が凄くいいので、これ、是非聞いてほしいなぁと思うのであります。
そして1978年12月に発売されたオリジナルアルバム「マスカレード」のほうも貼っておきます。2013年に再販された時に「ターキッシュ・ムーン」が追加されています。
今も様々な方面で活躍されておられて、政治面にもご興味もあられるようではありますが、そのあたりの心情は別として、彼女の楽曲を今改めて聞いてみると、歌謡界の奥深さだったり、その時代のテレビ的な事柄なんかも思い出しつつ楽しめるんじゃないかなと思うのです。
そして、もちろん今も活動されておられますので、今の楽曲も是非聴いたいただきたいのであります。
大人の女になる方法
庄野真代
2020/7/22
モンテカルロで乾杯
庄野真代
1978/7/10