「はたらくひとたちテーマ」
しごとごとごと 見ているうちに
はたらくひとに なりたくて
なりたいな なれるかな なりたいけれど たりないな
としもちからも たりないな でも いまなりたい
まわれよちきゅう はたらくひとに なりたいな
データベースを調べたのですが、クレジット情報が無く、一部のサイトに作詞:阪田寛夫 作曲:越部信義との表記がありましたので、それであるとして記載します。童謡「サッちゃん」「おなかのへるうた」の作詞者であります阪田寛夫さんの作品だったのですかね?
とかく、この曲、唐突に「まわれよちきゅう」なんです。前後脈略無く、働く人になりたいなかで、そりゃ地球は回ってないとどうにもならんのだけど、とかく唐突なんです。
とはいえですね、この部分に「はたらくひと」に関わる何かを挿入するのは難しい、確実に何らかの曲側の直しが必要だと思います。しかも、歌詞としてそれ以外の場所はすべてカチッと決まっています。これ以上入れる文言が無いのです。替え歌なら「働けオレ~」とか「たまには休もう~」とか、入れられそうだけど、「おじさんさいこー」って、この番組が男女雇用機会均等法施行直前の開始であって「はたらくおじさん」からの流れでできた番組ですから、それも難しい。「みんなではたらこー」も微妙、うん、やっぱりここに入りそうな文言は多分NHK関係者も阪田氏も懸命に考えた結果の「まわれよちきゅう」ではないかと思うのです。
はたらくおじさん
作詞:飯島敏子 作曲:田中正史
ヤッホーヤッホー ぼくタンちゃん
わんわんわわん ぼくぺロくん
丸い目くるり見えるかい
長い耳ぴくり聞こえるかい
会ってみようよあのおじさん
聞いてみようよあのおばさん
タンちゃん
ぺロくん
2人でたんたんたん
はたらくおじさん
はたらくおばさん
こんにちは
この歌詞、私の記憶では「おばさん」は出てこなくて、4箇所とも「おじさん」だったと思うんですね。1972年の「勤労婦人福祉法」以前から女性の社会進出は進んできており、パートタイマーも含めれば女性の勤労は全く珍しくない時勢であります。歌詞がいつ頃から変わったかはわかりませんが、まず、歌詞に「おばさん」が登場し、そして番組タイトルもフォーマットを変えずに「みんなのしごと」に変わります。こちらの番組はあまり記憶が無いのですが、それよりJasracのデータベースでは作詞者不詳となっています。作曲は奥村貢氏でNHKの番組楽曲を多く手がけた方です。
この2曲はNHKのDVD「懐かしの教育テレビ テーマソング集」に収録されています。ちなみに「おばさん」の方のバージョンです。
NHKスクエア 懐かしの教育テレビ テーマソング集
https://www.nhk-ep.com/products/detail/h12883AA
NHK放送史 はたらくおじさん
https://www2.nhk.or.jp/archives/search/special/detail/?d=youth013
男女雇用機会均等法が1986年に施行されるにあたって、番組フォーマットを若干変更したのが冒頭の「はたらくひとたち」になります。働いているのは男性だけではない!という当たり前の感覚が教育テレビにも影響しているのが面白いなと思います。
これらの番組、人形キャラクターの二人が現場に出向き、働く事の楽しさ、大変さをわかってもらおうというものです。単純な製造業だけでは無く、そこから手元に届くまでの流通なども触れられています。今このような番組はないのでしょうかね?
社会は作る人、運ぶ人、売る人がいてこそ。そういう社会の仕組みがわかっていないような発言がいい大人から出ることを憂慮していますが、この番組見てやり直して欲しいですね。