2020/09/28 ザ・ベストテン 80年代歌謡曲 歌謡曲が好き

ザ・ベストテン再放送。欲が出てきてしまうのです。



3か月ぶりのCSチャンネルTBSチャンネルによる「ザ・ベストテン」再放送は1982年5月6日放送分でございました。
今回も近藤真彦さんと黒柳徹子さんの対談が組まれていて、ジャニーズ事務所との再放送に関する問題が解決したことを強くうかがわせる放送回になりました。

前回の記事
ありがとう!ザ・ベストテン再放送
https://www.thursdayonion.jp/article.php?article=1259

今回は9月24日木曜日の21時から。そう。木曜の9時という、ザ・ベストテンが放送された曜日、時間に再放送を行うといううれしさがありました。こんな感じでワクワクしながら毎週放送回を楽しみにしていたんだなぁというのを思い出させてくれました。

そして、オープニング。テンション高く、早口な司会の二人。黒柳さんは今はなかなか滑舌が悪くなってしまったのは致し方ないわけですが、この当時本当にお二人が頭の回転が速く言葉があふれ出す、マニュアルでは無い、台本では無い司会をされていたんだなというのがわかります。

ランキングも出演者もわかっていますが、ああ、こんな感じだった。こんな演出だったんだとか、本当に懐かしい気持ちで見ることができて、この番組が単なる歌番組では無く、時代を切り取る、これがリアルだったということを思い返すのです。

今、視聴者の反応がすぐにネットに溢れる世の中。作り手は大変だろうと思います。しかし、このときは番組終了後にハガキを書き、きっと翌週に活かされていたんだろうと思います。

さて、ランキング発表が続きまして、初々しい小泉今日子さん、三田寛子さんを拝見して、もう一つ楽しみだったのがサザンオールスターズの出演が適うかだったのです。

過去の歌番組の再放送で、サザンオールスターズはジャニーズ事務所のアーティストと双璧の「地雷」だったわけですね。サザンオールスターズの出演が適うなら、ザ・ベストテンの再放送の幅はもっと広がる。もちろん山口百恵さんや松山千春さんも見たいですが、そもそもランキングしている週が多くないのもありますので、影響が比較的少ないし、11位以下の発表時に顔を隠されるのは仕方ない部分かなと思いましたので。

しかし、ランクインしている方そのものを飛ばしてしまうのは(以前甲斐バンドがすっぱり飛ばされたのもあったので、期待していなかった部分がありますが)今回は無いのではないかとちょっとだけ期待してた部分がありました。

はい、すっかり飛ばされました。そして出演者が座るソファーにモザイクがかかった顔が並ぶわけですね。

これは本当にがっかりでした。この回を放送する意味が、近藤真彦さんが1位で、小泉今日子さんなど他の出演者の許可が取れたという意味ではもちろん意味があるんだと思います。しかし、サザンオールスターズはダメでした。どういう理由かは私の知るところではありませんし、もちろんそうせざるを得ない理由もあるのでしょう。

でも、単純に、出してはいけない人ではないし、今でも活動するスーパーバンドであるサザンオールスターズの過去の映像を見ることで、喜ぶファンは多かっただろうなとも思います。本当に悲しいことです。


ザ・ベストテンの再放送自体が今まで考えられなかったことで、ある程度定期的に再放送してくれるということになった、それ自体はとても嬉しいことです。そして、まだ、次回の放送については触れていませんが、多分近日発表があるのでしょう。それは嬉しいんです。

ただ、ファンはもっと上を見たい。今回で言えばカット無くサザンが見たかった。求める質が上がっていくのは仕方が無いことです。もっと見たいもっと見たい。それが無限に続いていくのです。

将来、何の制約も無く、ザ・ベストテンが全放送回自由に見ることができる。そんな時代になることを願っています。


10月2日追記
次回のTBSチャンネル「ザ・ベストテン」再放送は1980年8月14日。松田聖子さんが初登場した回ということで、また楽しみですね。

チャコの海岸物語
サザンオールスターズ
1982/1/21

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