2020/09/09 歌謡曲が好き

コロナ過で身近に感じる芸能人



1980年代当時ザ・ベストテンを見ていて、と当時の歌手の皆さんに非常に親近感をもったのがわかります。
それまで、ともすれば「同じ時代を生きている」ことすら本当かしら?この人は実在しているのかしら?とすら思うほど芸能人というのは遠い存在であって、特に東京から遠く離れた片田舎の出身者としては、彼らを実際に見ることはほとんどない。テレビで見る姿も当然、それは「よそいき」の姿なんです。

ザ・ベストテンが人気を博したのは黒柳徹子さんの各歌手の皆さんへの気取らない対応で、出演者がどこか「徹子の部屋」に来たようなそんな姿が見られたというのがあります。芸能人の「素」の姿が見えた、それによってとても芸能人に親近感が得られたというのはあります。

そして、生放送ですから「今」を感じることが可能です。この当時ですらそう思ったわけです。今自分の街にいるんだとか、そうでなくても自分の県にいるんだと思っただけでもうれしくなった方は少なくないでしょう。

コロナ過でアーティストの皆さんの活動が制約を受けていて、特にライブ、コンサート活動が難しくなっている中で、オンラインに活路を求めるのは当然となりましょう。このオンラインでの活動、地方に住み、なかなかライブを見ることができない私たちには逆にアーティストをとても身近に感じることができるようになったという面もあります。

ネット上で個人でライブを見ている状況、それは大人数でライブを見るよりもよほどアーティストを近くに感じることができる面。これを是非アーティストの皆さんはどこか心の片隅に置いていただきたいと思うのです。

テレビでの音楽番組が壊滅し、出演するアーティストも限られる中、ライブ活動を精力的に行うアーティストさんも、なかなか地方のライブは難しい。いきおい5大都市とか、さらに北海道は外される可能性が高い。そんななかオンラインでのライブは一つの解ともいえましょう。
ただ、アーティストに利もなければなりません。視聴者から金銭を得られるシステムが必要ですね。

でも、私は今回のコロナ過で、各アーティストのSNSやいろんな媒体での発言から、彼ら彼女らも一人の人間であって思い悩み、ファンを思い、そしてこの現状を一つでも変えていこう、よくしていこうという気概をものすごく感じました。そういう面でもとても身近に感じたのです。

これからファンは恩返しの番。旅行業や飲食業などが立ち行かなくなっているようにアーティストの皆さんを少しでも助けなければ無くなってしまうんです。
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