2012/08/31 チョー・ヨンピル 80年代歌謡曲 楽曲紹介

「釜山港へ帰れ」チョー・ヨンピル



こんな時期なんであえて紹介。
この歌詞、釜山港で帰らない男を待つって感じになってるけど、原題は「帰ってこい釜山港へ」まぁ、在日朝鮮人への呼びかけに近いものだったりします。
翌年渥美二郎さんが歌って大ヒットになっています。

この頃はまだまだろくに国交も無かった頃で、当然韓国国内では日本の曲を聴くこともできなかった時代。まぁ、様々な事情はあるにせよこの時期の日本の懐の深さというのを感じたりもします。CBSソニーがどういう経緯で日本に韓国歌謡を持ち込んだのかは、ワタシもよくわからないところではあります。

チョーヨンピルさん自身は1987年から3年連続で紅白にも出演しましたし、文化交流(あくまで一方的ではあるが)の一翼を担ったわけですが、今思えば、今の「韓流」のような押しつけがましさを感じることなく日本人にもある程度受け入れられていたのではないかと思います。そして桂銀淑さんなど韓国の歌手が日本へ入ってくる下地ができていたとも言えそうです。

「釜山港へ帰れ」自体のコード進行や曲の作り自体はそれまで日本に無かったもので、良いモノだと思いますよ。


「釜山港へ帰れ」チョー・ヨンピル
発売日:1982年9月1日
オリコン最高位:29位
ザ・ベストテン最高位:-位
トップテン最高位:-位
売上枚数:10.9万枚
レーベル:CBS・ソニー
レコード番号:07SH-1194

A面:釜山港へ帰れ
作詞:三佳令二・黄善雨
作曲:黄善雨
編曲:趙容弼
歌唱:チョー・ヨンピル

B面:ミオ・ミオ・ミオ
作詞:谷村新司・鄭旭
作曲:鄭豊松
編曲:趙容弼
歌唱:チョー・ヨンピル

釜山港へ帰れ(日本語)
チョー・ヨンピル
2004/9/22

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