2016/03/03 iTunes 歌謡曲が好き

itunes matchはじめてみました話



はっきりいえばAppleMusicはそんなに期待していないけど、音楽の裾野を広げるにはいいなと思う。

しかし、私は歌謡曲マニアである。日本の音楽界は残念ながらまだまだ定額音楽サービスには消極的であって、今発売されている曲が必ず聴けるというわけでも無いので、私は楽曲の仕入れを自らのCD購入とスカパーのスターデジオに頼っている。

スターデジオとて何でも入手できるわけじゃないが、基本的なランキング曲とそのカップリング曲は入手できているはずで、過去の楽曲や演歌、オリコン発行前のかなり古い楽曲も入手できているので満足度は高い。我が家ではプレミアムサービスチューナーは平日は20時間ずつ楽曲録音にあてているので、週に約1200曲録音される。もちろん重複があるので800曲は捨てることになるが、それでも毎週400曲、月に1600曲程度ライブラリが増えている。これで月額1,620円は安いと思う。テレビのBS/CSチューナーのスカパー(旧e2)も入っていると基本料はかからないので、手元に残らない定額配信よりも満足度が高い。

もちろんAppleMusicでも手元のitunesライブラリをマッチさせてiphoneなどのデバイスで聞くことは可能だし、配信曲をダウンロードすることもできる。しかし、このファイルはAppleMusicを解約すると聞くことのできなくなるDRM付きファイルになるので、あまり得策では無いように思う。

さて、手元のCD、スターデジオ、昔有線を契約していたとき録音した楽曲など詰め込まれた我が家のitunesライブラリは軽く6万曲を超えている。これはいくつかのバックアップを持っているが、やはり消失は不安であるので、itunes matchを契約しようと考えていた。
itunes matchは自分のitunesライブラリとitunesストアで売っている楽曲をマッチングして同一曲ならストアの楽曲ファイルを、ストアに無ければ自分のライブラリの楽曲ファイルをクラウドに送り、iphoneなどのデバイスでストリーミング再生できるというもの。これならネットに接続できる環境ならどこでも自分のitunesライブラリを持ち歩けることになるし、クラウド上に楽曲のバックアップが取られていることになるので便利である。
しかしこのサービスにはitunesライブラリ楽曲数が2万5000曲という制限があって、今まで加入できなかったのだ。しかし、いつの頃からかこの制限が10万曲になっていたらしく、このたび加入してみたわけだ。年額3,980円であるが、月に均せば333円だし、マッチさえすれば昔の低ビットレートで録音した楽曲が256kbpsで再ダウンロードが可能となる。しかもこれはDRMは付かないのでサービスを解約しても手元に残る。

さて、数日前からitunes matchに加入してマッチング処理をしている。夜中に私のWindowsパソコンがアップデートなどで再起動したりとなかなか処理が進まないのだが、今のところ6万曲中2万5000曲がマッチしている。思ったよりマッチした曲が少ないが、まぁ、最初だしこんなもんだろう。

●itunes matchで気がついたこと
・マッチした曲もタイトル情報はそのまま
これ、実は地味に困ってる。ここ数年はスターデジオの楽曲録音ファイルに自動で楽曲名等のメタデータを付加するプログラムを自作しているのでほぼ問題無いと思うが、ずいぶん昔に録音したものは手動で曲タイトルなどを入れていたのでミスが多い。これがそのままであるのは非常に具合が良くない。メタデータをitunesストアの楽曲情報にする方法がありそうだが探し切れていない。アートワークも元のものがそのままになる。
・不適格になったファイルは何者だ?
不適格となっているのはどうも過去に買ったDRMつきのもの。しかも奥さんの独身時代とかに買った楽曲。これはどうしようもないのかなぁ。たいした曲数じゃないので破棄してもいいかも。
あと、個人的にテレビとかで録音した絶対にマッチしない低音質のものも「不適格」らしい。
・複製になったファイルは困るかも
同じ曲は「複製」になる。シングルとベストアルバムとかで発生すると思うが、これ地味に嫌だなぁ。これitunesストアだって同じような状態で売ってるんだしさ。まぁ、ライブラリからは削除しないから、それはそれでいいのかもしれないけどね。なんとなく複製扱いになるのって気持ち悪いんだが。

6万曲で2万5千曲しかマッチしなかったってことは3万5千曲アップロードするのかぁ。遠い話だなぁ何日かかるんだろう(笑)その間パソコン付けっぱなしかいな。
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