2023/05/18 歌謡曲が好き 河合奈保子 80年代歌謡曲 90年代歌謡曲 楽曲紹介

河合奈保子さんが作曲したシングル曲を改めて聴いてみる


目次
    1. 1986-11 ハーフムーン・セレナーデ
    2. 1987-03 想い出のコニーズ・アイランド
    3. 1987-07 十六夜物語
    4. 1988-03 悲しい人
    5. 1988-07 Harbour Light Memories
    6. 1988-08 ジャッキーチェンさんとのデュエット「愛のセレナーデ」
    7. 1989-11 悲しみのアニバァサリー
    8. 1990-04 美・来
    9. 1992-06 Golden sunshine day
    10. 1994-03 夢の跡から

当サイトでは今年度から本腰入れて少しデータ充実化を図ろうと思っているのですが、そのなかでも作詞、作曲等のクレジット情報を再度確認しようというものがあります。

今回気になったのが河合奈保子さんの楽曲です。1986年にアルバム「スカーレット」で全曲の作曲をされた河合奈保子さん。その中からシングルカットされたのが1986年11月26日に発売された「ハーフムーン・セレナーデ」です。

そのアルバム「スカーレット」も配信されていますので聞いてみましょう。

これ以降、河合奈保子さんはほぼ全ての自身のシングル楽曲の作曲を担当され、また、この後のアルバムでも作曲をされています。
ハーフムーン・セレナーデ
河合奈保子
1986/11/26

1986-11 ハーフムーン・セレナーデ

李克勤(ハッケン・リー)のカバーで香港では非常に有名な楽曲とのことであります。

月半小夜曲
李克勤
1989/1/1

この最初の本人作曲アルバムとシングルの成功は、その後爆発的なヒットには繋がらなかったものの、ファンにとっては非常に喜ばしいことだったのではないかと当時を思い出します。
子供の頃にはわからなかった楽曲なのですね。夜のヒットスタジオにマンスリーゲストとして出ていても、子供心には元気な河合奈保子さんが魅力でしっとりした楽曲が良いなぁと思うようになるのはずっと後の話です。

1987-03 想い出のコニーズ・アイランド

B面「緋の少女」も含めて同じくアルバム「スカーレット」の楽曲です。やはり当時目立たなかった印象ですが、カセットテープでのみ発売されたシングル楽曲になります。「ハーフムーン・セレナーデ」と同じ時期にテレビで歌っていたのを聞いた記憶がある感じなのですが、今聞き直して、あれ、この楽曲いいじゃん!って思うはずなので、是非。
十六夜物語
河合奈保子
1987/7/24

1987-07 十六夜物語

「いざよいものがたり」です。古典としての十六夜物語を知らずしても、アルバム「JAPAN as waterscapes」は面白いアルバムだなぁと思う面です。インスト2曲は配信されませんが聞くことができます。非常に情緒的に歌う奈保子さんの魅力が詰まった楽曲です。大人だよ。大人にならないとこの曲聞いてもわからないし、多分多くの大人もその悲しさを理解はできないんです。
悲しい人
河合奈保子
1988/4/1

1988-03 悲しい人

直接的なタイトルの曲は難しい、そのタイトルから中身が想像できないから。でも、夏の思い出が色あせて、ひと駅毎に夏が過ぎていくその感情がまた、良い曲なのよ。Members Onlyというアルバム、随分イメージが変わって河合奈保子さんの楽曲の幅を見せつけています。
Harbour Light Memories
河合奈保子
1988/7/21

1988-07 Harbour Light Memories

「神戸ポートピアランド」のイメージソングだったようです。作詞の「公文健」は当時の阪急電鉄社長小林公平氏のペンネームです。B面は先の「Members Only」からの一曲でこちらも天国です。
愛のセレナーデ
河合奈保子 & ジャッキー・チェン
2013/1/23

1988-08 ジャッキーチェンさんとのデュエット「愛のセレナーデ」

いやぁ、B面が配信に無いんですよ、あと、広東語で歌ったバージョンも見つけられない。よくラジオでかかってたんだけどなぁ。お二人実際どのようなご関係になったのかはわからないけど、週刊誌的には噂にはなってたよね。いや、愛でしょ、これは愛です。
悲しみのアニバァサリー
河合奈保子
1989/11/10

1989-11 悲しみのアニバァサリー

1989年のアルバム「Calling You」からのシングルカットです。ミッキー吉野さんのプロデュースですので、もう今までの奈保子さんを忘れてくださいといわんばかりの異質さを感じます。でも、これが今聞くと違うじゃん!いいじゃん!って思っちゃう。ヒットしなくても良いと本人が思っていたかはわかりませんが、本人が納得のいくアルバムを作りたかったんじゃないか?そんな風にも思いますし、前年の「愛のセレナーデ」でまた新しい境地になったとも言えましょうか。
美・来
河合奈保子
1990/4/10

1990-04 美・来

「みらい」と読ませます。不思議な楽曲です。歌詞の相良好章さんもちょっと奇抜ですし前作同様プロデューサーはミッキー吉野さんで、この曲では編曲にも携わります。こちらもアルバム「ブックエンド」からとなります。もうミュージシャンです。アイドル楽曲じゃありませんよ。
Golden sunshine day
河合奈保子
1992/6/21

1992-06 Golden sunshine day

都志見隆さんの作曲の「眠る、眠る、眠る」を挟んで約2年ぶりの本人作曲のシングルです。プロデューサーと作詞、編曲はミッキー吉野さん。らしい詩に負けない曲という感じもしまして、本人も曲作りに余裕があるのかもしれないなぁと思う楽曲になります。

あくまでワタシの知る限りですが河合奈保子さんが他の方に提供した楽曲は中村あずささんに提供した1曲を除いてないようです。そして、最後にご本人がプロデュースしたアルバム「engagement」を1993年に発表します。
奈保子さん本人の作詞作曲が5曲、そして親しんだ吉元由美さんの作詞曲が5曲、シングル「エンゲージ」と本人作詞作曲のB面曲「言葉はいらない」もここからカットされています。

1994-03 夢の跡から

さらにシングルとしては2年後の楽曲になります。現在のところ最後の楽曲で、残念ながら配信がないので紹介できないのですが、こちらも大人だなぁという楽曲です。ネオ演歌とまでは言いませんが、演歌歌手さんが歌っても全く違和感がなくて、この感じで今後は進もうとしていたのかもしれません。ぜひ検索で。

B面曲も含めて配信されている本人作曲楽曲でプレイリストを作成してみました。
ご本人は1996年にご結婚され、引退状態にあるわけですが、ぜひまたお声を聞きたいアーティストのお一人になります。ワタシの語彙の無い紹介なんかより実際に聞いてみてほしいな。心の底から思うアーティストのお一人です。

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