2020/11/16 歌謡曲が好き 80年代歌謡曲 90年代歌謡曲

「イミテイション」な歌詞



イミテイション、イミテーションといえばちょっと年齢層が高い人にはすぐに浮かぶ曲がありましょう。ぱっと名前と顔が出る。それが1970年代の楽曲の素晴らしいところです。みんなが知ってるあの曲です。


山口百恵さんの代表曲であります「イミテイション・ゴールド」は1977年の楽曲。その後もいろいろカバーされていまして、個人的にはノエビア化粧品のCMでのもんたよしのりさんのカバーが記憶にありますが、2017年には三浦祐太朗さんのカバーも話題になりました。

さて、イミテイションというと「偽物」「模倣品」という意味になりますが、英語圏ですとモノマネなんかもイミテーションという言葉を使うようです。

「イミテーション・ゴールド」は偽物の金になりますが、もちろん偽の金の歌というよりは「去年の人」を「今年の人」の前で思い出しちゃうその感じ。なかなか危うくていいですねぇ。個人的には「利き腕違う」にグッときます。



熱風王子
沖田 浩之
2008/1/23


沖田浩之さんの「熱風王子」は1982年の楽曲。
「ふくらむバストがイミテーションで」ん?おっぱい偽物ですか?彼女を夜の街に連れ出す沖田さん。ちょっとうぶな女の子とうまく一線超えられますでしょうか。
作詞は阿久悠先生、作曲は大野克夫先生です。ちょっとコミカルな感じが耳に残ります。ところで脱がしてみたら本当にイミテーションだったんでしょうか(?)



TEKU TEKU
明石家さんま
2009/3/18


明石家さんまさんの「TEKU TEKU」は1986年発売のシングル・ベッドのB面で飛鳥涼さんが書き下ろした楽曲。すごく格好いい曲で、個人的には明石家さんまさんのイメージじゃない分合ってる感じがするんですね。上手に歌ったら、あまりにもキザじゃないですか。

さて、この曲のイミテーションは男の嘘。不器用で、伝えることがものすごく苦手な人って周りにもいるし、自分でももう少しいい言い回しがあるんじゃないかと思ってしまいますが、きっと、そんな自分も受け入れて歩いていくのでしょう。そして、もう「戻れない」のです。



イミテーションの木
Mr.Children
2012/11/28


随分新しくなってMr.Childrenの「イミテーションの木」です。2012年のアルバム「(an imitation) blood orange」アルバムタイトルまでもがイミテーション。前年の震災の復興支援でもあります。

街の中にある「緑」は造花だったり、偽物の木であることが多いのだと思います。それでも人は地下空間であろうが緑を欲しがりますし、私も自分の職場の机の上には小さな鉢植えを置いています。その緑にも癒される自分がいて、そして私の住むこの町はちょっと車を走らせれば好きなだけ人のいない場所に行くことができます。本当の緑を見ることができます。しかし、それは誰もができることでもない。

「情熱も夢も持たない張りぼての命だとしても、こんなふうに誰かをそっと癒せるなら」この歌詞にほんの少しだけ自分の役割も見出すこともできるのかな。そんな気持ちになる歌詞でもありましょう。



IMITATION LOVER
杏里
2011/8/24


杏里さんの「IMITATION LOVER」は原田真二さんの作詞作曲。1986年のアルバム「TROUBLE IN PARADISE」の一曲です。
これがまた格好いい楽曲でございまして、このアルバム全体がかなりの意欲作と言えましょう。

女性が「強くなった」時代。どこか自分を出すことをはばかられる、なのでデートも、どこか可愛くない女性を演じている感があるわけですかね。大人の女を気取っていますが、弱い面を出していくことができるのか。自分を「偽りのダイヤ」としてるのが本当にもったいないぞ♪と思っちゃうのです。偽りの恋、駆け引きしてる場合じゃないぞ。



Imitation Lover
中原めいこ
2004/4/1


同名異曲の「Imitation Lover」は中原めいこさんの作詞作曲でご本人が歌う一曲1991年のアルバム「ON THE PLANET-地球でのできごと-」の一曲です。

この世がポーカーかどうかはわからないけれど、人とのめぐりあわせも、運しだいのところがあります。世の中結婚しても離婚してしまう夫婦が少なくないこともありますので、その時は盛り上がっても「感動しなくなる」「もう何も起こらない」ことでイミテーションと思うのも仕方ないことなのかもしれません。しかも、この曲のお相手さんは「見知らぬ残り香」を付けてきているのですから目も当てられません。



イミテーション・チャチャ
一風堂
2010/2/24


最後は一風堂の「イミテーション・チャチャ」1981年のアルバム「RADIO FANTASY」の一曲です。チャチャですねぇ。ナウダンシングですよ。メタルポリスTokyoイミテーションセルロイドのMoonlightなんですよ。この感じがたまらなく80年代な感じで好き。

決して馬鹿にしてるんじゃなくて、若者よ今だから踊れる抱けるのだよ(?)ってことです。年取って踊ってたらトランプさんの会見みたいな感じになっちゃう。それはそれでだけど、なかなか踊れはしません。

イミテイション・ゴールド
山口 百恵
1977/7/1

top