2020/07/16 歌謡曲が好き

旅に出よう!音楽を聴こう!



当サイト管理者は、ひとり旅が好きなのでございます。

「乗り物が好き」というよりも、ひとりの時間が大事だと思うタイプ。ひとりで知らない街に行って、ちょっとヤバいかな?と思っちゃうようなお店に入ってカレーなんか食べながら、ぼーっと街の風景を眺めるのが好きです。

移動がクルマであっても、電車であっても、傍らには昔から音楽がありました。

90年代初めはウォークマン片手にバスに乗って都内を散策するのが好きでした。通勤はFM聞いて、帰りにはお気に入りのアーティストのカセットを聴くのが常。でも当時の環境じゃ家まで電池が持たなかった。

CDを持ち歩く時代になって、音飛びに悩まされながら聞いてたのは90年代半ば以降。

パソコンにCD取り込んで、MP3に変換。急激に持ち歩ける曲が増えたことを喜んだ2000年代。

我が家のライブラリを全て飲み込んでくれたハードディスク内蔵のiPod classicで、クルマの中では何でも気分で曲を選べた。これも最近と言えば最近。

今、車でも電車でもスマートフォンの音楽サブスクリプションサービスで何千万曲もの曲がいつでも再生できるという時代になりました。



新型コロナウイルスへの危機感はみんな持っていた方が良い。これがそう簡単に明日にも終息するなんて事はありません。でも、だからといって私たちは何の経済活動もしないで日々を過ごすことはできません。特に観光で移動で生計を立てている方がいらっしゃいます。「GOTOキャンペーンなんて今じゃないだろ!」という気持ちはわかりますが、「今」彼らを助けなければ、将来観光することも、移動することもできなくなってしまう危機があります。

今、多くの運輸機関、宿、観光施設は対策を行った上で営業しているわけですから、私たちも気をつけながら、まず近場から、音楽を聴いて、流れる景色を見て、そして、日常では得られない「特別ないちにち」を過ごして欲しいな。そう思うのです。

全てが終息して、旅行に行こうにも、もう、あなたが行きたかったあの観光地は無くなっているかもしれません。それは寂しすぎることです。旅は一期一会、そのときしか見ることができない、そのときしか経験できないこと。だから、好きな曲と一緒に、気をつけながら少しでも自分の気に入った街にお金を使う。これが大事なのだと私は思うのです。


今年、北海道内だけではありますが、GOTOキャンペーンとは何の関係も無く、様々な地域に出かけ、1食食事を取り、そして街の中をぶらっと歩く(自転車を輪行したりするのも含めて)ことをやってみようと思っています。ひとり旅ですから経済効果は皆無ですが、電車に乗り、街で食事をし、景勝地なんかを巡り、街の神社で参拝する。私の大好きな町歩きスタイル。今まで行ったことの無い街で。

そのとき、どんな曲を聴こうか。そんなことも考えながら、ちょっと旅程を立ててみます。



ぼくらが旅に出る理由
小沢健二
1994/8/31

top